イヤホン難聴・ヘッドホン難聴について
長時間大きな音を聞き続けることで、気が付かないうちに少しずつ聴力が低下していきます。
イヤホン難聴・ヘッドホン難聴は、気づいたときにはすでに手遅れということもあり、世界保健機関(WHO)は2019年2月、世界中の若者の二人に一人が将来難聴になるリスクがあると警鐘を鳴らしています。イヤホンやヘッドホンを長時間使っていると、聞こえないから仕方がないと、知らないうちに音量を上げてしまいがちです。WHOは音量と時間の限度も示しており、大人では80dB(デシベル)で1週間あたり40時間、子供の場合75dB(デシベル)で同40時間とされており、走行中の電車内や交差点の騒音と同程度とされています。音は10dB(デシベル)大きくなると音圧(音の圧力)は約3倍になります。音圧が強いほど耳に与えるダメージも大きくなり、音に敏感なお子さんの場合にはさらにダメージを受けやすいとされています。大きな音に長時間さらされることで、耳の中の音を感じる細胞が徐々に傷ついていき、気が付いた時には音を感じる細胞のダメージが大きく、元に戻らないという状態になっています。
ヘッドホン・イヤホン難聴を予防するには?
- 音量を上げない(最大音量の60%までに)
- 耳を休ませる(1時間聞いたら10分休憩)
- ノイズキャンセリング機能の付いたイヤホンを使う